giulietta spider & giulia super

この20年、東京郊外の変わり様は驚きである。
八王子辺りは大学都市となり、町田界隈は若者の街として強く指示されて要る。
拍車を掛けるように「アウトレットモール」は、そこ此処に出来、
今やトレンドは郊外に移りつつあるのかも知れない。
小田急線の町田駅、昔は「原町田」と云った。
今回の主人公の小嶋 聡さんは、小田急町田駅のすぐ側で
auto galleria MARIE を主宰されている。
写真館の2階一部を趣味の空間にしたそのギャラリーは
”好き者”の心を捉えて放さない。
事実 僕は直ぐにファンになってしまった。
モータージャーナリストでヒストリアンの三重宗久さんに紹介されて
ここの主に僕は出会った。
直感で「此奴、出来るな!」と、思った。
何が?って、相当の”好き者”だなと感じたのだ。
その時は彼の所有車を知らなかったが、2台の古いアルファロメオを所有している事実を
聞いて更にそれは確かなものに成った。
ジュリエッタ・スパイダーとジュリア・スーパーのレーシングを楽しんでいる。


ジュリエッタは主にヒストリックカーイベントで使用されているようだった。
73番のゼッケンが付いたジュリエッタスパイダーのエンジンを掛けると
始動はするものの、機嫌がよろしくないのか
直ぐに止まってしまう。旧車に良くある話では有るが、
絶好調に持っていく過程が楽しいのだ。
エンジンを掛ける事においても、儀式は必要だ。
やっとアイドリング状態に持っていったジュリエッタは、
今までの僕の体験したジュリエッタの中で、
一番小さな音で常識的なエグゾーストだった。
4つのシリンダーがちゃんと同調して、
理想的な爆発を繰り返しているようだった。
回りをコンクリートで囲まれた車庫でも、
「ブー」と云う感じの大人しい音だった。


ジュリア・スーパーの車内は屋根の内張りも剥がされ、リアシートも無い。
ボディーと同色に塗られたロールバーがカッコイイ。
1750のエンジンを載せノーマルより200kg軽いと聞いた。
サーキットを疾走する勇姿が頭に浮かぶ。
箱のアルファでレースをする、僕は大好きだ。
粋だね!江戸っ子のような潔さとカッコ良さがある。
チョコレートのような色も好きだ。
小嶋さんの話をしよう。
とは言っても、実は僕も未だ沢山のお話をした訳では無いので、
想像で書く事は出来ない。
これから、お友達になって貰おうと思っている。
アルファの話をしている時の彼は、目をくりくりさせて
嬉しそうに話している。
今、一台手放して古いイタリアの小さな虫を飼おうとしているらしい。
彼のガレージにはモーターリングに対する彼の意志表示が
はっきりと観て取れる気持ちのいい空間だった。
